2015年4月4日皆既月食、月は流れる雲の間からわずかに姿を見せる
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前記事の月(→)は綺麗ながらその上空は雲がかかり、月は昇るにしたがって雲の中へ。
その後も夜空は雲に覆われ、月は強風に流れる雲の合間からわずかに顔を見せるのみ。
結果的に見られたのは月食時間3時間半のうちわずかに合計数十秒。
皆既月食特有の赤い月も今夜は見られず、ならではの欠け姿の月があきらめずに夜空を見上げた人たちを照らします。
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このところ月食や日食(→)もそれなりに見えたので今回天気がいまひとつだという予報がちょっと受け入れ難い情報のような、不思議な変な感じを持っていました。
しかし恒星と惑星と衛星が並び、地上で雲がなく、そして自分が月を見られる環境にいることなどかなりの偶然なのだとあらためて考えました。
月食が見られたこととは逆に、このところは日常の月ながら狙った月がその時に写真に収められなかったことが多く、それを思えば月食はこれまでも今夜も、よくぞ月は姿を見せてくれたというものでしょうか。
次回の皆既月食は3年後。
願わくば、月と地球と太陽と天候とそして月を愛でる私たちが良きシンクロニシティを迎えられますよう。
関係するテーマの過去記事:
月食は不吉であり、見ると運気が下がるという話
2014年10月8日皆既月食、月を穿つものとは
名月当たり年、171年ぶり閏九月の十三夜
中秋の名月の翌日にスーパームーンが昇る
中秋の名月と満月とが一致する夜
金環日食と人間の想い
2011年12月10日、皆既月食が訪れる(その2)
2011年12月10日、皆既月食が訪れる(その1)
7月22日皆既日食
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