巨木で奇木で美しい森、あがりこサワラの森を行く
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あがりことは幹で切った木が萌芽し成長してできた独特の樹形。
木のたくましさとその強さに甘えず森を大切にしてきた人間、自然の美しさと自然とともに生きてきた人間の文化が作った独特の森。
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雪国特有の幹の高いところで切ったミズナラなどのあがりこは見たことがあり、また夏のキャンプでいつも秘密基地として遊んでもらっている株立ちのミズナラ(→)も薪炭林がまた自然の森(→)になった中の木なのですが、サワラのあがりことそしてこれだけの大木が何本も森にあるのを見るのは初めてです。
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でもこちらも遊んでます(笑)。
自然や文化とともに、子供が喜んで遊べるということが、小さなことのようだけれど、森の懐の深さを感じます。
子供たちはあがりこの森の文化はまだ理解できないけれど、おもしろい形の木が遊んでくれたということもまた森を自然を大切に思う原体験になるのではと思っています。
長野県松川村にて。
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