豪雨と落雷の後、何事もなかったように運ばれていく時間
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前出記事のキャンプは、大人としては想定して動いたとはいえ、青空から一転して激しい豪雨と落雷で予定変更以上の避難のような動きを強いられたみんな。
後から聞いたニュースでは別の場所で落雷の事故があったことや、フィールドの菅平高原も局地的な雨量が全国一だったとか。
僕は雨の前から雨具を着、子供たちの荷物をまとめさせ、つぶれつつある仮設テントを最小被害程度までたたみ、落雷にあわないよう場所を変え、ここは経験でしょうか、大嵐に先駆けてできる限りの対応でみんなを守ります。
とは言っても、経験があればこそもう避けられないかもしれないという自然の猛威もわかるし、けれどその恐怖からもみんなを遠ざけなければいけないという思いとそれを打ち砕くような豪雨の中。
事故は絶対起こせないという緊張の対応を過ぎ、天気が回復して安全が戻り、一時待機の宿泊場所からテントサイトに運ばれていく、ほっとするというよりもようやく緊張を解いても大丈夫かなといういっときのバスの中。
大嵐から守られたみんなはそれほどの大事を知らないし、同行の学生のアシスタントスタッフも様々な危機の中にあったことはおそらくまだそれほど理解はない。
そうした何事もなかったかのようであるということが危機を乗り切ったということでもあり、それがどういうことだったかはこのバスの中ではきっと僕ひとりしか知らない。
事故に遭わないのは当然、今ただ僕はその心配や怖さからもみんなを遠ざけられたことにひとり緊張を解き、そしてまた何事もなかったかのように楽しみの時間に運ばれていくバス中で、何事もなかったかのように子供たちと今夜の楽しみの話をするのです。
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