今夜の星空を見た先生が子供だった頃の星空の思い出
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八ヶ岳の宿泊施設のキャンプ場、キャンプファイヤーの残り火を囲みながら星を眺めています。
夏休みにお客さんとしてここに来た学校の先生で「小学生の時にこの場所で見た星空が忘れられない」という方がいました。
子供たちをここに連れてくる学校の先生が、自分が小学生だった時にこの同じ場所で見た星空が強く心に残っているというお話、多くの方がほとんどの原体験を忘れてしまう中で久しぶりに聞いた感動的な話です。
ここに来た多くの小中学生が「ここに来たことは一生の宝物」という言葉で思い出を表現します。
けれど自分のすべてになるかのような強い思いを持って受け止めた体験も、実際には時を置かずに忘れてしまうもの。
それでも私は細かなことは忘れてしまっても、感動体験がその後の人生の感動体験を重ねていくきっかけになればいいなと思っています。
けれどこうして子供の頃の感動を具体的に覚えている方がいることは、この環境をあらためて財産として感じることでもあり、また活動をする者としての励みやもっとその財産を伝えていかなければという思いを強くすることでもあります。
そして何より小学校時代の感動を忘れずにいる先生がいて、そういう方がいずれ自分の教え子たちを連れてくるであろうことをとても嬉しく思っています。
またいずれこうした思いを持つ先生といっしょに活動ができる機会が楽しみでもあり、そうした機会からその場の子供たちに一生のという言葉に値する感動体験をさせてあげたいと願っています。
関係するテーマの過去記事:
満天といういつもの星空より美しい本当の満天の星空
星空がくれる今この時だけの想い
星を見ようとしているけれど雰囲気が楽しすぎて
月と星を眺める八ヶ岳の夜
望遠鏡で土星を観る、澄んだ空気の高原の夜
木星とその衛星が並ぶ
ツリーテラスにて、朝日に輝く森とみんなの姿
これから先生になるみなさんと登山をする
先生たちも自然の中では子供のように遊ぶ
先生になる方々の研修でいろいろお伝えしたく
高校の先生たちとクラフトをする
被災地の高校生と先生の思い
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