天上天下唯我独尊、の花見のひとたち

桜を見に出かけます。
いわゆる花祭りは釈迦の誕生を祝う日ですが、桜まつりの花の中で、この仏像のあるお堂も開かれ花が飾られています。
生まれたばかりの釈迦が発したという言葉「天上天下唯我独尊」。
この言葉の出所も解釈も様々あるけれど、そしてその言葉を知らなくても、今自分が生きるこの時を大事に過ごすことは素晴らしいことじゃないか、という超訳を以て桜を愛でる花見の人たちとそして自分。
釈迦の誕生に龍が祝福の雨を降らせたという伝説に興味がある自分は、信心少なくも小さな釈迦像に甘茶をかけるのが何か楽しい。
花見の人たちはお堂に上がる人はほとんどいないけれど、それぞれが楽しい時間を過ごすことがそれぞれに尊い時間。
そして自分は釈迦堂を下り、まさに人の世の桜の中へ。
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