寒さと吹雪を過ぎて、また来る時には笑ってほしい

この学校のレッスン期間は、ほとんど晴れている菅平高原としては珍しい連日の雪、そして菅平高原としては例外ではないあるいはそれ以上の寒さ。
けれどその2つが重なるとそれはそれは厳しい環境、天候が悪いと参加するひとの行いを問うたりするけれど、みんなのせいじゃないとかばいたくなるほどの厳しい寒さ。
この写真の直後、林を抜けると猛吹雪に襲われます。
スキーどころか、リフト下り場の激しい地吹雪に、早く山を下りないとというくらいの厳しさ。
こうした学校行事は予定で動いており依頼されたほうも時間で動かざるをえないわけですが、スキー場とはいえ厳寒の山の上は登山なら絶対無理、先日のリスクマネジメント(→)を思い出します。
こんな日もあるよ、というなぐさめも言わせない猛吹雪、とにかく体調を心配しながら早めの下山、というよりもうみんな限界・・・。
終了後は、山の上で食べられなかったチョコレートとキャラメルを食べて、とりあえずでもほっとして少しでも笑顔を取り戻さないと。
野外での活動やスポーツは自然が相手。
みんなはスキーの楽しさよりも厳しい冬の自然と向きあったけれど、めげることなく次の機会には楽しいスキーをしに来てほしいな。
今度来る時には、スキーと友達と自然との楽しい時間を、もし賛歌があるならば、みんなも雪山も、また来る時には笑ってほしい。
スキーインストラクター中、長野県菅平高原にて。
追記:
この写真、あまりにも寒々しいのでちょっとためらったんだけど、山を下ってほっとした後の時間にみんなのカメラでも撮ってたので、思い出は笑顔のほうを基準にしてね(笑)。
関係するテーマの過去記事:
雪山でも無事であるためにリスクマネジメント講習
雪の上の、今この時だけの素敵な時間
快晴と景色、スキーが上手くなった価値
スノーキャンプ、子供たちと雲海の上で
今シーズンもスキーのインストラクターです
スキーだけじゃない、雪は泳ぐもの
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畏怖と美しさ
残雪の中の登山
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