被災地の高校生と先生の思い
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滞在している高校生たちの先生が持参していた放射線の線量計といろいろな放射能情報の中のひとつ。(拡大→)
前記事(→)の高校生たち、実は今回の東日本大震災の被災地からの受け入れで、キャンプのような形で仲間たちと宿泊をしていってもらおうと企画されたものです。
僕はこの活動の現場を任されたのですが、被災地で生活するみんなの、おもに心情や精神的な部分におけるお話を先生とさせていただきました。
回復できない生活や放射線の恐怖や、引っ越しや転校を余儀なくされることによる精神的負担が健康にも影響していること、今回の参加を楽しみにしていたにもかかわらず、精神的な事情で体調を崩し参加ができなかった生徒もいること、そして先生自身も明るく話をしながらも実は自身も鬱であり、自分の家族だけでなく生徒たちが「自分の子供」であるとすればそれをどう守ればいいのか、あるいはどうして守れなかったかという思い、など様々なことを話してくれました。
僕自身、遠くここまで来てくれたみんなに今回の宿泊を楽しんでいってほしいと、心からの願いとできるだけの準備を持ちつつ、さらに先生といろいろな話をしつつみんなの楽しみのためにまた新たな準備をします。
そして出来得るかぎりのサービス(?)の野外炊事、活動の中での語らい、キャンプファイヤーはエールマスターとして大いに盛り上げ、そして火をみてしんみりよりも夜でもスイカ割りしましょうとファイヤー後はみんなでスイカをほおばります。
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みんな笑顔で活躍し、歌ったり踊ったりご飯を食べたり。
それぞれに心に様々な思いを持つ中で、自分がどれだけ笑顔に貢献できたのか、どんな思いを持って帰ってもらえたのかはわかりません。
でもこれからもずっと応援と形にできる支援をしていきたいと思っています。
こちらからこそありがとう。
みなさんお元気で、そしてまた元気な顔で会える日が来ることを願っています。
関係するテーマの過去記事:
地球に最接近する月
穏やかに自然を眺める気持ち
東日本大震災
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