夢の(ようだけどみんなにある素敵な)世界

学校行事の野外活動では、滑ると危険だからという理由で遊歩道の落ち葉をほうきやブロワーで片づけてしまうという場合があります。
過保護というか、もったいない。
街路の落ち葉よりも厚く足首が埋まるほどの落ち葉の中を歩くという楽しさ、ちょっと楽しさが高じれば落ち葉に埋もれたり落ち葉のかけあいっこができるくらいの豊かな森の中にいながら。
危ないのであれば、それに留意することも含めて野外学習にして良いのではと思う部分もあります。
ほほ笑み交わして 語り合い
落ち葉を踏んで 歩いたね
並木のいちょうを 鮮やかに
いつかも 夕日がうつしだしたね
この「夢の世界を」という歌は小中学校の合唱の課題曲にもなったりするようですが、「落ち葉を踏んで歩いた」という言葉が、単なる文学的表現ではなく、原体験であり、いっときが一生の思い出になるような情感をもって受け止められるものであったらと思います。
よく読めばあたりまえの風景や普通にできる経験が描かれた決して特別な歌詞ではないこの曲を「夢の世界を」という題名そのままに受け止められるのは、自分たちにある普通の風景や経験を、持てる限りのせいいっぱいの感性で受け止め、歌う人たちにとってもそれが夢の世界になってゆくからなのだと感じます。
森を訪れる大人にも子供にも、自然の中に現実にある夢のような素敵な経験をたくさんしていって欲しいと思っています。
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