森からの来客、ヤマネがキャンプ場にやってくる
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ヤマネ、なんと、落ちてきてキャンプ場にいたお客さんが着ていたパーカーのフードに入り込んだという出会い。
天然記念物です。
すぐに専門家に連絡をとって保護の仕方と自然への帰し方を聞いて丁重な扱いです。
それにしても可愛いです♪
そしてなんとキャンプ場の流し場にもう一匹落ちてしまっていたところを救出保護。
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飼育ができない天然記念物のため当日のうちに森に帰しましたが、短い間だったと、それはそれは名残惜しい思いでした。
近くに巣があって繁殖して、近くの木から建物に来たのではという推測なのですが、驚きではあります。
森からの来客、と記事タイトルにしましたが、いつも子供たちには、この建物や僕たちは自然の中におじゃまさせてもらっているんだよ、と話をするとおり、自然が豊かだということでしょう。
天然記念物の保護や扱いも難しく、また共存の問題もあります。
が、豊かな自然の中で出会いたいですね。
と難しい話になりますが、でもそういったことをしっかり考えさせられるくらい、実際のところ、ただほんとに可愛いのです(笑)。
注:
ヤマネは天然記念物のため捕獲・飼育は禁止されています。今回は意図的な捕獲ではなく救出保護という状況の後、専門家の指導により保護・放出し、天然記念物を定めた文化財保護法にある「保存に影響を及ぼす行為については影響の軽微である場合」にとどめたものであるため状況を公開しています。生き物や自然の様子だけでなく保護についても知っていただきたいという意図もあります。写真は保護その時のもので森に放すまではなるべく触れないよう保護しています。
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キャンプ場の動植物写真に小学生のなるほどのご意見
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