冬の森の夕刻の雪景色・戸隠山の森

先の記事(→)より、雪山を眺め、雪の森を歩きます。
日が沈む側の山々はだんだんと青く沈んでいきます。

ただひたすら、静かな森。

返景深林に入り、雪を照らす情景は美しくも、厳しい冷気に帰りを促され、けれど歩いては立ち止まり、また歩いては森に呼び止められ、名残惜しくもだんだんと森を後にします。
長野県戸隠山にて。
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快晴の岩山、雪深い深山の風景・戸隠神社

快晴。
ここで感じる神域ならでは「気」も、晴れの日はまたならではの清々しさです。
そして同時に、自然豊かな広葉樹の森は冬は明るく裸木のその向こうに雪の岩山が見える、この季節ならではの風景を望めば神々しさもさらに一層。
この高揚感こそが英気というものでしょうか。

雪の中を進み、奥社までたどりつけばまだまだ雪深い冬山の情景。
雪がなければ高く見上げる鳥居にも手が届きます。
このお社があればこそここまで歩き、そして冬の豊かさ厳しさを感じることができます。
ここに生まれる自然への畏怖や感謝、神秘や高揚感こそが、古(いにしえ)の人々が神と呼び、人と自然とを結ぶ力となり、そしてひとりひとりの中に在ることに気づく神性というものでしょうか。
長野県戸隠神社奥社にて。
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今宵二月の満月が昇る

山から昇る満月。
自分としては1日前の14日月が撮りどころと思っていたのですが、撮り損ねて今日。
などと言っては満月に大変失礼なようですが(笑)。

でもいざ昇れば月は美しくそして自分の想いもこの上なく。
2月の満月はかなり寒い。
そして寒さに耐えかねての帰途。
それでも歓喜と高揚感と今宵の月への想いこの上なく。
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快晴、全面結氷の諏訪湖から富士山を望む

諏訪湖畔に下りると谷間のようにもみえる場所でちょうど富士山が見えます。
新世紀まもなく様々なご縁のあった諏訪地方。
いくつかの場所でのTETSUO展はじめ、奏鳴館、BLUE SPOTやアースデイなどのイベント、また様々なワークショップ、諏訪湖のドラゴンや魂の母船との交信など、様々な要素を持つパワースポットであるがゆえの出来事や、それにまつわる周辺での仕事や出来事まで広げると、いろいろ思い起こしているだけでもおもしろい場所です。
周辺だけでなく、こんな山国でもここだけ谷が抜けたように富士山のエネルギーが届くのかという景色。
この、様々な要素をもつパワースポット、というところがそれを意識するところにいろいろな想いを巡らせるようなそんな気持ちにもなり、快晴で開放的な気分ながらも少しだけ感慨にひたってみます。
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真冬でも華やかで早い春、そしてTETSUOポストカード

TETSUOポストカードのラック、諏訪湖オルゴール博物館奏鳴館(そうめいかん)です。
館内はいつも季節ごとのテーマの展示などがありますが、早くも華やかにひな祭りの雰囲気。
冬の活動真っ只中の私としてはかなり早い春、遠来のお客さんもまだ真冬の諏訪はかなり寒そうでしたが、一歩館内に入ればなかなか華やかです。

ラックを回転させるとこんな感じ。
華やかさならば、白の輝きだから見える天使の虹の色、ポストカードを手にしていただいた方にお届けいたします。
長野県下諏訪町にて。
(商品および館内の写真は取材の扱いとして許可を得て撮影しています。)
リンク:
諏訪湖オルゴール博物館 奏鳴館
http://www.someikan.com/
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季節でなくてもお求めいただけます
春の奏鳴館
ポスターと作品原画をご購入していただけます。
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寒さと吹雪を過ぎて、また来る時には笑ってほしい

この学校のレッスン期間は、ほとんど晴れている菅平高原としては珍しい連日の雪、そして菅平高原としては例外ではないあるいはそれ以上の寒さ。
けれどその2つが重なるとそれはそれは厳しい環境、天候が悪いと参加するひとの行いを問うたりするけれど、みんなのせいじゃないとかばいたくなるほどの厳しい寒さ。
この写真の直後、林を抜けると猛吹雪に襲われます。
スキーどころか、リフト下り場の激しい地吹雪に、早く山を下りないとというくらいの厳しさ。
こうした学校行事は予定で動いており依頼されたほうも時間で動かざるをえないわけですが、スキー場とはいえ厳寒の山の上は登山なら絶対無理、先日のリスクマネジメント(→)を思い出します。
こんな日もあるよ、というなぐさめも言わせない猛吹雪、とにかく体調を心配しながら早めの下山、というよりもうみんな限界・・・。
終了後は、山の上で食べられなかったチョコレートとキャラメルを食べて、とりあえずでもほっとして少しでも笑顔を取り戻さないと。
野外での活動やスポーツは自然が相手。
みんなはスキーの楽しさよりも厳しい冬の自然と向きあったけれど、めげることなく次の機会には楽しいスキーをしに来てほしいな。
今度来る時には、スキーと友達と自然との楽しい時間を、もし賛歌があるならば、みんなも雪山も、また来る時には笑ってほしい。
スキーインストラクター中、長野県菅平高原にて。
追記:
この写真、あまりにも寒々しいのでちょっとためらったんだけど、山を下ってほっとした後の時間にみんなのカメラでも撮ってたので、思い出は笑顔のほうを基準にしてね(笑)。
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今回は冬の活動・雪山での活動でのリスクマネジメント。
凍傷や低体温症や、そして冬にこそ気をつけたい脱水症状など、実はけっこう身近なものです。
初期症状は誰もが経験があったり、また小中学生の引率レベルでも子供たちに注意が必要なものでもあるのです。

そして野外での実技は雪崩の対応、雪山のビバーク(緊急時の野営)のための雪洞作り、そして傷病者の緊急搬送などなど。
低温の傷病では重症は生命にかかわるため、臨機応変、初期対応、そしてとにかく予防が大事です。
すべての人が無事であるために、危機に対応できる技量、危機に陥らないための危機管理、そしてこれらの危機管理技術が使われることのない安全な活動でありますことを。
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それだけで美しく、いつまでも眺めていたい、そしてここに来るひとたちにも思い出とともにもっと眺めていてほしい風景です。
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