スノーキャンプ、子供たちと雲海の上で

小学生のみんなと冬のキャンプです。
キャンプといっても屋内泊ですが、しかしそれが必要であるように、昼間は雪の中でみんな体力が尽きるまで遊びたおします。

雪の森で遊んだ翌日のこの日はスキー。
無敵の上達を見せるみんなは、最終日、いちばん上のリフトから降り立つと、そこは雲の上。
眼下に雲海が広がり、雲の向こうにはずらりと並ぶ北アルプス。
そして雲の海に飛び込むように滑り下りて行きます。
大人でも感動するこの全身で受ける絶景を、初めてスキーを履いて初めて一面の雪の世界を体験するみんなは、この雲の上の銀世界をどんな気持ちで受け止めるのでしょうか。
価値ある自然体験を提供したいと思う自分の願いも努力も、自然の素晴らしさ美しさの前では本当に小さなお膳立てにすぎず、すべての価値は自然が与えてくれると、感動を持ってそう思います。
そんな大きな価値が、子供にも大人にも、たくさんのひとたちにもたらされますよう。
長野県菅平高原にて。
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奏鳴館のTETSUO作品とクリスマスツリー

ポストカードや作品を取り扱っていただいている諏訪湖オルゴール博物館奏鳴館。
写真のショップのスペースやカフェは無料で入場していただける場所です。
クリスマスツリーはやはりいいものです。
写真の左上にはTETSUOポスター、右下には版画作品。
いずれもお買い求めいただけるものですが、クリスマスツリーの前で何かクリスマスの演出のような、あるいは作品もクリスマスを楽しんでいるような、そんな感じがします。
スタッフのみなさんご来場のみなさん、そしてTETSUO ART GALLERYとブログを見てくださっているみなさん、いつもありがとうございます。
みなさん素敵なクリスマスをお過ごしください。
長野県下諏訪町諏訪湖オルゴール博物館奏鳴館にて。
(商品および館内の写真は取材の扱いとして許可を得て撮影しています。)
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メリー・クリスマス(TETSUOポスターとクリスマスツリー)
クリスマスにもTETSUOガラスグッズ
クリスマスツリーといっしょに
TETSUOポストカード売り場にて
TETSUOガラスグッズ
作品とポストカード
TETSUOポスター「流れ星」
ポスターと作品原画をご購入していただけます。
奏鳴館のクリスマスイベント
作品(TETSUO ART GALLERY内)
流れ星
みんなで奏でよう
リンク:
諏訪湖オルゴール博物館 奏鳴館 0266-26-7300
http://www.someikan.com/
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冬の訪れ前の森のさまざまな存在たち

前記事の後。
ツリーハウスに登れなくてつまらないのでまたちょっと森で遊びます。
広葉樹ゆえ裸木の森は夏よりも明るく、一面散り敷かれた落ち葉がまた楽しい雰囲気。
そして森の様々なものが雪に埋もれる前の最期の時を楽しんでいるようでもあります。

忙しそうな鳥は冬の準備でしょうか。
それは人間の主観的な思いの投影でしょう、と思いつつ、いえ森の生命達はただ生きるために人間が思う以上に冬の訪れを知り、生きるためにただ純粋に一生懸命であるがゆえ、人の心に事実以上の感慨をもたらすのだと、そんなふうに思うのです。
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コワイ思いをしたツリーハウスは今日は登れなかった

先の記事(→)の真面目な会合の後なんだけど、終わった後はやっぱり森で道草をしてしまうんだな(笑)。
以前の記事のツリーハウス(→)を反対側から見たところ。
施設の中に解説があって、表側(写真で見える側)に鳥が営巣できる穴が78個、集合住宅状に設置してあり、ハウスの内部の穴から巣の中を観察できる仕組みとのこと。
そういえば前回登った時にのぞき穴みたいなものがあったのを思い出しました。
で、それを確かめたかったのだけれど、「登らないでください」の張り紙が。
もしかして、コワイ思いした前回も本当は登っちゃいけなかったんじゃないか?(泣)

こちらは同じ敷地内、前回は鉄骨とビニールシートに囲まれて姿は見えなかったけれど、こんな姿だったとは。
上の営巣ハウス(?)とともに、どうやら設計会社がきちんと作ったもののようで、森の手作り的アクティビティではなく、いうなれば施設の一部ですね。
登ってみたいです。
が、登りたいのに、こちらも「登ってはいけません」貼付。
つまんない・・・。
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一年の野外活動、安全管理総ざらい

たくさん資料があります。
自然体験活動で参加するNPOの評価会、活動の遂行や安全管理などの総反省会です。
「事故記録」なんていう文字がありますが、様々な反省をしつつ、大きな事故がなかったことにはほっとしています。

多くの意見が出、そしてまだまだやらなければならないことがたくさんあります。
本当はみんなとの遊びや楽しい活動の記事だけでもいいのですが、今年はこうした表に出ないお仕事的な記事をところどころで載せ、ちょっとだけバックヤードをお見せしました。
野外活動の安全は絶対条件。
有意義な活動のために、みんなの笑顔のために、体験を通してもっと人生が豊かになっていくために。
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新月を過ぎて新しくなっていく時間

新月を過ぎて弦月がだんだんと満ちていくのを見ると、新しい時間がはじまっていく、そんな感覚があります。
そんな思いを持つたびに、カレンダー1ヶ月と月の運行がまったく別物であることにいつも変な感じを持ちます。
けれど同時に、新しい時間のはじまりというものを外界からなんとなく知らされるよりも、自ら意識するおもしろさや、何か特別に意識した時の何かが起こりそうな特別な思いを感じるというのもまたおもしろいものです。
もうじきマヤ歴が知らせる新しい時代。
知るも知らぬも、見上げれば美しい月。
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クリスマスのオルゴールとTETSUOガラスグッズ

TETSUOのポストカードやグッズを取り扱っていただいている諏訪湖オルゴール博物館奏鳴館(そうめいかん)。
クリスマスシーズンは商品のオルゴールもいちばん華やかな季節です。
商品ですのでディスプレイはすべて奏鳴館の方によるものです。
TETSUOのガラスグッズもクリスマスオルゴールの中で華やいでいるように見えます。
キャンドルホルダーもクリスマスには火を灯してみたいです。
(商品および館内の写真は取材の扱いとして許可を得て撮影しています。)
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最新の応急・救命救急はすぐに更新される

自然体験活動での応急処置と救急の実技。
今回は冒険教育という方面から学んだため想定されるケガも踏み込んだ内容。
参加者がお互いに実験台になって応急処置を学びます。

印象深かったのは、現在の「常識」も医学や科学の進歩とともに日々新しくなっているということ。
最低3年に1度くらいはそれぞれの分野で専門の講習を受けないと最新の応急処置にならないというのは、そのとおりなのかもしれません。
現場で実際に処置をすることがなかった事柄は幸運であり、知識や技量の更新で最も適切な処置ができるとすれば、もっと積極的に学び、そしてそれはありがたいことです。
そしてまた、すべてのひとが無事でありますよう。
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フィンランドの森で出会った精霊と自然の話(フィンランドその4)

フィンランドでは結氷の湖の氷上を1周し、雪の森を歩き、さまざまなものに出会います。
精霊たちがところどころで見せるサインのようなものをたよりに森の中を進むけれど、だからといってとんがり帽子の小人が現れるわけではありません。
それは妖精という個と出会うことでもあり、森という全体に包まれることでもあります。

けれどそれを区別しても区別しなくても、こういう感覚は日本人にはきっと昔からあったものだと思います。

天使か精霊か小人か、妖精か妖怪か、それをどう呼ぶかは先人の知恵や伝えるための努力かもしれないけれど、森の信仰や精霊信仰やアニミズムのようなものを、今また思い出していく時代なのではと感じます。

天使や妖精という言葉は何か絵空事か、時に胡散臭さすら感じるひともいるかもしれません。
けれど、私はそれが例えば絵画のような精神に働きかけるものだけではなく、言葉を換えれば自然に対する尊敬や畏怖というものが現代の自然保護や自然体験活動において(それが安全管理など「科学的」な考察が求められる場面であっても)抜け落ちてはならない事柄と思えるのです。

それらは忘れられたまま、また大事だとされながら、概念ゆえに公にも感情的にも形にしづらいという今において、けれど忘れてはならない、科学的な考察にこそ自然への畏怖と、それに先立つ自然の中に存在するものと、そしてそれらとつながることができる人間の智慧を求め形にしなければと感じます。

そしてそれ以上に、人間が自然そのものであることを思い出さなければいけない時代なのではと思うのです。
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