勉強しながら遊ぶことを考える

久々に座学です。
外で遊びたい、と思いながら(笑)。
「子供たちが生きる力をつけるために、長期の宿泊自然体験を」という、このところアウトドアの方面の方々は勉強する話ですが、社会問題から発して政府や行政や教育委員会の企画として、と言うとまあよくある話としていつできるかわからないと関係の方々も言っておられまして。
私の野外活動でも、参加する場所(団体)によって環境も内容も様々で、そういった中でどうやって楽しく有意義な活動ができるか、そのつど考え実践するわけですが、言い換えると現場の工夫によって、ならではの楽しい活動ができ、内容としても今後の発展としてもそこに価値を作り充実させないといけないなと現状は感じています。
いかにして「みんなのたのしみ」を作るのか、をいつも考えます。
そのために、安全であり有意義であり後々につながるものであり、とやることはたくさんなわけですが、活動の後に、子供たちが輝いた顔でまた来るね!と言ってさよならをし、学校の先生やNPOの担当の方から子供たちにとっては人生の記念日になるような野外体験になったというお話を聞かせてもらうと、少しずつでも野外活動を通して大人も子供も人生が良い方に向かうことができるのではないか、と思ったりするのです。
関連記事:
普通救命講習と小学校長期自然体験活動指導者養成講座
山で勉強したり遊んだり
吹雪でもキャンプファイヤー
かつてみんなでイベントしながら作った畑
ターシャ・テューダー著書訳者・食野雅子さん講演会
- 関連記事
-
- 奏鳴館のTETSUO作品とクリスマスツリー (2012/12/22)
- ベジさんのサインがたくさん (2012/08/22)
- 自然体験活動のイベント企画、たくさんの伝えたいことたくさんの形にしたいこと (2015/03/16)
- ツリーハウスは木の上にして木陰、ゆっくりとした時間が流れます (2015/08/14)
- 森とどうかかわっていくのか、そしてアートはイベントは (2012/11/20)
- 夏休みの夜、ツリーハウスライトアップのひとコマ (2015/08/14)
- 引率登山に向けて、すべての人が無事であるためにリスクマネジメント講習 (2017/04/14)
- 屈強な男たち (2011/03/03)
- 見ること採ること食べること、楽しく素晴らしいりんご収穫 (2014/12/01)
- 八ヶ岳縦走(その1) (2011/09/06)
- 奏鳴館のクリスマスイベント (2008/12/13)
- スキー場も除雪機も稼働、ようやく冬が動き出す (2016/12/14)
- ゴーグルベジさんスタンプの写真そして中国語の話 (2019/02/13)
- イベントの準備中、楽しい季節がどんどんやってきます (2015/09/06)
- 一足早く楽しい冬に向かう奏鳴館 (2013/11/18)
夢の(ようだけどみんなにある素敵な)世界

学校行事の野外活動では、滑ると危険だからという理由で遊歩道の落ち葉をほうきやブロワーで片づけてしまうという場合があります。
過保護というか、もったいない。
街路の落ち葉よりも厚く足首が埋まるほどの落ち葉の中を歩くという楽しさ、ちょっと楽しさが高じれば落ち葉に埋もれたり落ち葉のかけあいっこができるくらいの豊かな森の中にいながら。
危ないのであれば、それに留意することも含めて野外学習にして良いのではと思う部分もあります。
ほほ笑み交わして 語り合い
落ち葉を踏んで 歩いたね
並木のいちょうを 鮮やかに
いつかも 夕日がうつしだしたね
この「夢の世界を」という歌は小中学校の合唱の課題曲にもなったりするようですが、「落ち葉を踏んで歩いた」という言葉が、単なる文学的表現ではなく、原体験であり、いっときが一生の思い出になるような情感をもって受け止められるものであったらと思います。
よく読めばあたりまえの風景や普通にできる経験が描かれた決して特別な歌詞ではないこの曲を「夢の世界を」という題名そのままに受け止められるのは、自分たちにある普通の風景や経験を、持てる限りのせいいっぱいの感性で受け止め、歌う人たちにとってもそれが夢の世界になってゆくからなのだと感じます。
森を訪れる大人にも子供にも、自然の中に現実にある夢のような素敵な経験をたくさんしていって欲しいと思っています。
関連記事:
尽きるまで遊んだ夜
寒波の情緒
ミズナラの森での体験
また森の中で遊んでます
ひさしぶりに会った自然児みたいなこどもたち
- 関連記事
-
- 2016年あけました (2016/01/05)
- ゲゲゲの・・・ (2010/04/01)
- 更新ご無沙汰をしております&稜線に月の出 (2016/04/22)
- 更新しないんですか? (2009/08/19)
- 奏鳴館で時々思い出す、作品と記憶の中にしかなくなってしまったアイテム (2015/01/23)
- 母の命日に思い出した数年前の同じ日の夜の出来事と作品 (2017/01/04)
- 誰もが遊び放題のキャンプ場で滞在しながら宿題をこなす少年 (2015/07/19)
- いろいろやらないと、という感じです (2011/02/02)
- 2011年明けました (2011/01/01)
- 快晴、全面結氷の諏訪湖から富士山を望む (2013/02/20)
- できる限り楽しさを伝えられる写真記事を載せたいのですが (2013/11/11)
- お盆とお葬式のいろいろな習慣 (2009/08/16)
- 結局出している、顔写真と本人イラストとベジさんはんこの年賀状 (2015/01/15)
- 詩を紹介していただきました (2009/09/01)
- 野外活動のキーワード雨奇晴好、座右の銘に昇格か (2016/05/13)
久しぶりの快晴、山頂にて



活動中の子供たちが大勢写っているこういう写真が活動の記録としてないわけではないのですが、久しぶりの快晴とともに公開できる範囲でのご披露。
雨も霧も美しく、宿泊施設の周辺でも楽しい森はたくさんあり、そんなところでも忘れられない思い出はたくさん作られます。
それでも予定変更なく登山ができ、そして快晴となれば、やはり良かった良かったと思うのです。
富士山を遠望、日本で2番目に高い北岳、伝説ではかつて富士山より高かったという八ヶ岳が間近に見えるこの絶景の場所は、小学生たちと何度となく登りつつ、何度でもその感動を味わってもらいたい場所です。
追記:写真の公開規定についての記事
できる限り楽しさを伝えられる写真記事を載せたいのですが
このブログに掲載されている写真の自主規定について
やっぱり輝く表情を伝えたいと思いつつも
輝く表情を伝えたいと思いつつも
- 関連記事
-
- 子供たちとも富士山を遠望、本日2回目 (2011/10/20)
- 秋の風景も素敵なのでツリーテラスに上る (2013/10/18)
- キャンプファイヤーを自分で組む (2009/05/18)
- 春先のネイチャートレイルにて (2014/05/12)
- みんなの活躍を伝えたいと思ったので少しお伝え (2014/10/02)
- ツリーテラス、キャンプならではの活躍をします (2011/07/25)
- 自然からもらったメッセージをみんなで振り返る (2014/07/24)
- 半袖半ズボンの街から来た中学生、残雪の北八ヶ岳を行く (2017/05/24)
- 自然を感じるともっと開けていく世界 (2012/08/09)
- スキーはおなかがすく!活躍&おかわりの女子 (2015/01/17)
- 雪の世界のたくさんの楽しみ、スキーと夢の大冒険 (2014/02/09)
- サマーキャンプでの子供の日記より (2009/07/30)
- 夏の朝、ツリーハウスの上でのんびりする時間 (2015/08/01)
- 出会いも冒険も僕たちの永遠の夏休み (2014/08/13)
- ツリーテラスで昼寝をするひと (2011/07/26)
森のいたずら

これはぜったい誰かがいたずらで車の上に落ち葉をのせただろうという感じ。
楽しいいたずらは、するほうもされるほうも思わず笑います。
今は、風が吹き飛ばしたぶんを割り引いても、1日2日でこれだけ落ち葉が積もります。
駐車場に用事があるのは大人で、その大人でも、ぜったいこれはいたずらだ、と笑い、そしてまわりの森を見上げ、笑っている木々を見て再び楽しくなるのです。
- 関連記事
-
- いろいろな秋を手に取って歩く (2014/10/16)
- 穏やかに自然を眺める気持ち (2011/03/14)
- ほかの花に先駆けて森に落葉松の花が咲く (2014/05/12)
- 落葉松並木から見る八ヶ岳の夏空 (2014/08/22)
- ミズナラの褐葉と落葉、樹上の楽しみと足元の楽しみ (2014/10/18)
- 樹齢1200年のエドヒガンに触れ樹の力を注がれる (2017/04/28)
- 種をまき森をつくる人 (2009/03/19)
- ミズナラの大木の秋 (2011/10/15)
- もうないかもしれない(?)体験、学校活動で巨石を見に行く (2016/05/19)
- 落葉松並木が秋の色になる (2012/11/01)
- みんなの早朝の活動、野菜収穫の畑から三景 (2014/10/16)
- ミズナラの森での体験 (2009/10/23)
- 八ヶ岳の宿泊施設の紅葉とその森にいるみんなの姿 (2015/10/15)
- 大木のズミが満開、爽やかな初夏の風情 (2017/05/29)
- この雲を上空で上下左右から見たいのですが (2012/06/20)
紅葉と木の実と野外活動




見上げても見下ろしても、歩いても走っても、秋の森は思わず笑みがこぼれるのです。
八ヶ岳山麓にて。
- 関連記事
-
- ベジさんスタンプをもらうと無事にゴールできるといううわさ (2013/06/09)
- 思い思いに夏休み最後の夜 (2010/08/30)
- 雪は遊ぶのも作るのもなんでも (2012/01/05)
- 暖かい所から来たみんな、寒さとパウダースノーに出会う (2014/03/06)
- キャンプ中は毎日願っていた森遊びをみんなで楽しむ (2014/08/09)
- 新月を過ぎて姿を現す月とキャンプファイヤー (2017/05/30)
- いっしょに遊びたいのだけれど (2008/12/05)
- ベジさんと八ヶ岳で出会って菅平高原で再会した話 (2016/01/06)
- どんな時にも仲間と体力が必要なのです (2012/04/15)
- 全面結氷の湖、夜に見る美しさ (2014/02/08)
- 雨が多い今年、雨天の間隙を突いてキャンプファイヤー (2014/08/13)
- スキー女子の休憩時間、雪の上で思い思いの楽しみ (2015/03/07)
- みんなでテント泊、雨に閉ざされても夜のお楽しみ (2018/08/08)
- サマーキャンプin信州にて (2009/07/30)
- まつぼっくりとたくさんの自然の楽しみ (2014/05/08)
森の生命の循環

古来から妖精たちは森を育て森に住まい、そして朽ちては育つ森の生命の循環を見守ってきました。
子供たちが歓声をあげる、初めてのものを見る時の純粋な感激の前に、その目に見えない姿と力は、そこにいる誰にとっても現実のものとなります。
ここになにものかの力が働いているというその想いに、観察は自然への畏怖と同化していきます。
関連記事:
畏怖と美しさ
ベツレヘムの星(Star of Bethlehem)
春早い森の中で
極小の花
- 関連記事
-
- 生命力がわきあがるような秋の喜び (2012/10/29)
- 大気に宿る力 (2010/09/02)
- ちょっとピークを過ぎたけれど八ヶ岳の紅葉をみんなで見る (2017/10/18)
- 上高地の森で秋ならではのおもしろいものを見つけて歩く (2015/10/05)
- 風と波音が心を澄ませていく晴れた海 (2015/04/04)
- 宝剣岳を望む中央アルプス千畳敷カール2640m (2018/11/12)
- 自然の秘密を知る森のエビフライ、リスの代わりにベジさんが作ります (2015/08/19)
- 久しぶりに栽培したひょうたんが実る (2012/09/15)
- キノコが巨大です (2012/07/26)
- 朝焼けから始まる一日、八ヶ岳の宿泊施設から見る赤岳 (2016/10/15)
- 残雪の八ヶ岳を眺める (2012/05/11)
- 真夜中の雪の森の出来事 (2014/02/08)
- 暖冬の緑が一変して一面の雪景色になるスノーキャンプ (2015/12/29)
- 3月ならではの天候と美しい冬を眺める気持ち (2014/03/02)
- 秋9月の八ヶ岳の空と雲、四景 (2014/09/17)
どんぐりブレスレット

昨年のブレスレットはクヌギでしたが、今年はミズナラです。
野外活動のフィールドの森は標高が高くミズナラのどんぐりが手に入りやすいことと、手にはめていれば実がついていない季節にもどんぐりの説明ができるというメリットもあります。
こういうものは子供たちに欲しい欲しいとせがまれたりするわけですが、バッジだってバードコールだってみんな楽しい。
で、私も自分で作るのです。
大人だって楽しいのだから、それを見た子供たちだって欲しいでしょう、やはり。
そして欲しいものは森がくれるのです。
私が行く森では今年はどんぐりが豊作でした。
森の収穫も、物作りも、出来たもので遊ぶことも、大人も子供もみんな楽しい。
そしてこの木が持つ天に伸びる力とグラウンディングがともに宿るその種のエネルギーを感じてほしいのです。
関連記事:
どんぐりが好きで
ミズナラの森での体験
みんなでクラフト体験、バッジを作る
作品が学校へお土産になるそうです
- 関連記事
-
- 一年越しのプロダクト (2011/07/16)
- 材料は森の中に (2010/07/16)
- めずらしくちゃんとした看板を作る (2013/07/22)
- 急かされながらようやく上れるようになったツリーテラス (2014/07/30)
- 注連飾り (2008/12/31)
- 去年から引き続き活躍中 (2011/07/26)
- 音がする工作、カスタネット (2011/08/08)
- ゴーグルベジさんは冬にだけ現れるベジさんスタンプ (2017/03/28)
- バードコール、2つ (2011/08/06)
- みんなはパエリアのレシピのメモ、ベジさんはパエリアの落書き (2016/08/21)
- 森の乗り物でやってくる夏 (2010/07/15)
- ツリーに降りるお星様 (2008/12/02)
- ベジさんスタンプはとうとう(その2) (2010/08/08)
- キャンプの夜空に見た星座を思い出とクラフトにして持ち帰る (2015/08/10)
- かつて作ったテーブル2台を記録に写真に収めてみた (2017/07/30)
赤い実の季節

6月に白い花をつけていたズミも赤や黄色の実をつける季節になりました。
今年、野外で活動していた季節も、満開の花、まぶしい緑の季節、そして実がなる頃と様々ですが、それぞれの季節に思い出があり感慨があります。
一生に一度の思い出を作りに山にやって来る小中学生に、この木はどんな語りかけをしてくれるのでしょうか。
関連記事:
サラサドウダンツツジの花
落葉松の花
トリカブトの花
いつのまにか秋の森
- 関連記事
-
- 台風の被害、渓谷の橋が流されてしまう (2013/10/03)
- あっというまにやってきた秋 (2011/10/14)
- 八ヶ岳を望む落葉松並木の夏 (2012/07/18)
- どんぐりが好きで (2009/10/14)
- 落葉松並木から見る八ヶ岳の夏空 (2014/08/22)
- 落葉松の花をたくさん見つける (2014/06/09)
- 夕刻を迎える残雪の八ヶ岳 (2014/05/06)
- 春を前に最後の冬景色をキャンプのみんなと見る (2013/03/30)
- 森のいたずら (2010/10/21)
- 落葉松並木もだんだんと秋の色 (2012/10/22)
- 子供たちの財産、自然が保護されている施設の森 (2015/08/06)
- 八ヶ岳と紅葉、宿泊施設内のキャンプ場に向かう道 (2016/10/20)
- 北アルプス遠望といろいろな活動のフィールドの景色 (2014/10/30)
- 地球と環境の日 (2010/04/18)
- ブナの森 (2008/11/14)
みんなのハロウィン

TETSUO作品やポストカードなどを扱って頂いている諏訪湖オルゴール博物館奏鳴館(そうめいかん)は、アンティークオルゴールなど伝統的な品々の博物館展示と同時に、季節ごとの手作りの催しなどもよくあります。
ハロウィンもそのひとつ、館内はいろいろなハロウィングッズでにぎやかです。
その中に、ミニチュア絵画風のTETSUO作品を発見。
原画ではなく額の中身はポストカードで、小さいながらハロウィンの楽しみを担わせてもらっています。
ハロウィンはみんなが集い、みんなのアイデアが盛り上げるお祭りとしての楽しさがいいですね。
関連記事:
ハロウィンはみんなのたのしみ
TETSUOポストカード売り場にて
ポスターと作品原画をご購入していただけます。
奏鳴館のクリスマスイベント
作品:
ハロウィンの仲間(TETSUO ART GALLERY内)
リンク:
諏訪湖オルゴール博物館奏鳴館
- 関連記事
-
- 修理帰りのチェーンソーを組み立てなおす (2012/09/01)
- ベジさんのサインがたくさん (2012/08/22)
- 日々の安全としての救命救急講習 (2016/07/08)
- フィールドワーク巡礼―ハラカラ地で体感するハラカラ智― (2008/09/07)
- 学校の屋上からの眺め、大人も中学生も開放的な気分 (2015/04/16)
- ツリーハウスに上ってコワイ思い (2012/11/04)
- ツリーハウスは木の上にして木陰、ゆっくりとした時間が流れます (2015/08/14)
- 屈強な男たち (2011/03/03)
- 研修登山、安全と山の感動をみんなに (2014/04/30)
- 夏のお客様にTETSUOポストカードがそろいました (2013/07/06)
- ひととき涼みながらTETSUOポストカード (2012/07/08)
- TETSUOポストカード、年の瀬の季節感の中で (2013/12/28)
- 夏になる奏鳴館で話題のオルゴールとTETSUOグッズ (2014/06/28)
- 春からの体験活動の準備、まずは大量の刃物を研ぐ (2018/03/26)
- 一足早く春の雰囲気の奏鳴館そしてTETSUOポスター (2014/02/12)