今日までの学年の最後の日
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児童館にて。みんないままでいた学年も今日で最後です。
はやい時期から仲良くなったMちゃんは4月から転校で、この児童館に来るのは今日が最後です。今日は工作の合間を縫うように僕のひざと肩車をほぼ一人占めします。
いつもは取り合いになるのであげないことになっている僕が作った見本を、今日は特別にあげることにします。
僕はといえば、こうとわかっていればもうちょっとちゃんとした見本を作ったのにな、と後悔するけれど、手にしたMちゃんはにっこりしながら帰りの支度をします。
子供の頃、転校というと海の向こうに行ってしまうような大げさなイメージを持っていたけれど、この子がどんな気持ちなのかはわかりません。
新しい学校も僕の家からはむしろこの児童館より近いくらい、大人の世界からすれば遠くもなんともない。けれど成長の早い子供の1ねんせいという季節はあっというまに過ぎ、今の僕こそ今日お別れの子供たちが海の向こうに行ってしまうような気分です。
そんな僕のほうが感傷的なようだけれど、きっとそうなのでしょう。それでも今日で最後の子供たちとも、これまでいい時間が過ごせて良かった良かったと思うのです。
学校は夏休みも冬休みも春休みもあるけれど、児童館は平日無休。学校に行く日よりも児童館に来ている日のほうが多いのです。ここで子供たちが学ぶことの多さをときどき考えます。
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にゃーご
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いえ、単に今日児童館用に作ったこいつが気に入ったんで。
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咲いた花に雪が積もる
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ずっと暖かかったのですが、急な寒の戻りで咲きだした花に雪が積もりました。
今年は雪が少なかったのもあり、こんな時期になっても久しぶりの雪が嬉しいのです。
それだけではなく、冬のように冷え込んだ空気の中に春のような甘い香りが漂うのは、まるで空気全体がジェラートかミルクをかけたかき氷のようです。
寒いだけの季節にはない、花が咲くだけでも味わえない、今日だけの冷たく甘くこの上なく美味しい空気にいつまでも浸っていたいような気持ちです。
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種をまき森をつくる人
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植物生態学者、宮脇昭氏の講演会に行ってきました。
海外含め1600ヵ所で森の再生に取り組み世界的に著名な方で、博士号、受賞、著書なども数多い方ですが、今日まであまり詳しく知りませんでした。スイマセン。
鎮守の森を守り、土地本来の植物を植え、木は2本植えれば「林」となり3本植えれば「森」となり5本植えれば「森林」となり、森は生活を守るだけでなく災害からも事実人間を守ってきた、土地の幅50センチあれば植林が可能、植物は自分の力で森を再生していく、というセオリーも日本で世界での実際の植林活動も大変興味深いです。
実生の木が好きで、空地があれば植物を植えたい思いかられ、自然志向ブームで自然を壊すより都市を森にしたい、アスファルトに5ミリ隙間があれば種が播ける、と思う僕にはなかなか面白いお話でした。
省エネや様々な抑制策や自然の「保護」というものも大事だけれど、それと相反しないもっと積極的な、いずれは本当の自然の森に還っていく森をつくるというのは興味があります。
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かつてみんなでイベントしながら作った畑
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山椒のすりこぎと味噌仕込みをする
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野外活動方面から知ったイベントに参加してみました。
今日参加したのは山椒の木を使ったすりこぎ作りと味噌を作って仕込みをする、というもの。
顔ぶれは小さな子供から若い男女からエキスパートな台所作業をするオカアサンまでいろいろです。
それにしても自分の作業、すりこぎ作りは次の味噌の作業が始まってもまだ凝っていて、味噌作りもみんなが仕込み終わって片付けはじめていてもまだ手をかけていて、いつも子供と工作しているとそういう子供いるんだけど、大人の中に入ると僕がそうだとは、なんてことだ(泣)。
山椒のすりこぎは樹皮の独特のごつごつ感がアイテム的に素敵です。味噌は数ヶ月後にお楽しみの時がやってきます(たぶん)。
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「これエコカー?」
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児童館。
いつものように車で駐車場に入ると子供たちが集まってきます。
先生に危ないよいけないよと言われていてもみんなで車ごと僕をつかまえます。
「これってエコカー?」
誰かが聞くと、僕の答えより先にその気になってしまったのか、
「これってほんとにエコカー?」
とみんなで聞きながら、車の中をのぞいたりボディにさわったりしています。
学校でそんな話があったのか、そうであってもそうでなくても、子供たちが自動車を環境と具体的に関係のあるものとして(そんなムズカシイ言い方でないにしても)考えたりするようになったのでしょうか。
僕は小学生のころにスーパーカーブームがあった世代だけど、小学生のころにエコカーが時代の先端だった子供たちは、大人になってもクルマに対する考え方が違うんだろうな、きっと。
エコカーじゃなくてもてっちゃんせんせいが上手に乗ればエコカーみたいにエコになるんだよ。
「じゃあこれほんとにエコカー?」
わかっているようないないような、とりあえず今日はエコカーが注目すべきカッコヨイもの、というキミたちの思いはわかった(笑)。
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